新木いづみのビジネスマナー

嬉しい瞬間があった！
ことばにならないほど。

話ことば１級の講座が先週終了。
いつも早く帰る学生が
残って、呼びかけてきた。

「ありがとうございました」これからも勉強は続きます。

なりたい職業のハードルは高い。
でも、「できるまで、納得いくまでやって欲しい」
といつも伝えてきた。
エントリーシートや履歴書の訂正・・・・・・

しかし、物事は一朝一夕にはいかない。
これまでやってこなかった分（時間）を取り戻すために頑張っている。

自分で気がついた遠回り？いや、それが彼の大切な学習であったかも？
得たものは大きい・・・と考える（きっとその学生も）

「お金がない」　といつも言っていたが、
大輪の花束をそっと隠し持って想い（感謝？）を託してくれたのである。

「今日は母の日ですよネ」
「それだけではありません。色々と・・・・」
それ以上のことばは、続けなかった。

目が語っていたから充分。一輪に感動する筆者だが、
その日は、大輪の花（彼の心）に癒され
我が子を想うがごとく「大きくなってくれ」とささやいていた

己を含め、辛いと学習をやめる忍耐のなさを感じる昨今、「捨てたものじゃない」と
明るい気持ちがよぎった